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ろばの子―昔話からのメッセージ

091003-3.jpg『わらしべ長者』『白雪姫』『灰かぶり』(←シンデレラ)などの
 昔話を例にひきながら、昔話の“文法”や、発信されている
メッセージについて、丁寧に解説されている本。
子どもは揺れ動きながら成長する、それを見守り受け入れる
温かなまなざしが昔話にはある。
そんな昔話の子ども観や人生観が、たっぷり語られています。

小澤俊夫 著/小澤昔ばなし研究所 (2007/08)
(本の画像はありません)


「グリムの昔話の『白雪姫』を知っていますか?」

大抵の大人はYESと答えることでしょう。
「鏡よ鏡…」のやりとり、七人の小人、
毒りんごと知らずに口にし、倒れる白雪姫、
そこに王子が現れてくちづけし、白雪姫は息を吹き返す。

世間一般の方の『白雪姫』は、ざっと言ってしまうと、こんな感じ、でしょうか?

しかし、このろばの子―昔話からのメッセージによると、
毒りんごに至るまでのやりとりがあるんですよ。

女王は白雪姫を亡き者にしようと企み、変装して
美しいひもを売りに来る。
口車に乗せられた白雪姫は、そのひもできつく胸をしめられ倒れてしまう。
帰ってきた小人たちがひもを解くと生き返る。

まだ白雪姫が死んでいないと知った女王は、
今度こそは、と、毒の櫛を売りにくる。
白雪姫は、警戒するものの、櫛に魅せられてしまう。
倒れる白雪姫。でも、小人たちによって助けられる。

その上での、毒りんご、です。でも、ダイジェスト版の多くは、途中を
かなりすっ飛ばしてしまっています!

著者小澤俊夫さんは、この失敗の繰り返しこそ、
このお話にとって大事なところなのだということをおっしゃっています。

ライン
いわば与えられた状況に精一杯反応しているのです。
 
精一杯反応したのだが、それが、失敗だった。

これも、実生活でいくらでもあることです。

こう考えてくると、どうも「白雪姫」は、精一杯やって失敗したら

それはそれでいいよ、といっているようなのです。

若者に失敗はつきものです。(本文より)
ライン2

この昔話の持つメッセージがこのように解説されています。



私は、この本を読んで改めて、昔話はダイジェスト版ではなく、
しっかりした昔話の“文法”に則った形のもので 味わいたいと思いました。
そうじゃないと、大事なエキスが全部が出てしまった後の
「だしがら」を食べるようなものだ、などと思います。

でも、困ったことに…「だしがら」が世間では幅をきかせてしまっているんですよ~

なので、このブログでもまた昔話のことをとりあげようと思います。



ついでながら・・・『白雪姫』では、王子が通りかかりますが、
くちづけで白雪姫を救った、というのはグリムの再話には出てこないそうです。
どうやって、白雪姫が助かったかって?それは、読んでみてください!

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