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いつもちこくのおとこのこ-ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシー 【本の紹介*88 】

不条理な出来事に遭遇して遅刻してしまう、おとこの子と、
彼のことばを鼻から信用していない先生。
見返しの「もううそをつきません」という文字の羅列が
印象的です。【絵本 *小学生~】

ジョン・バーニンガム 作、谷川俊太郎 訳
/ あかね書房(1988.09)



学校に向かう途中、わにがマンホールからあらわれて
かばんにかみついて離さない。
てぶくろをなげつけてやっとにげられた。

ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシーは、そんな「ありえない」ことに
遭遇して遅刻してしまいます。
そんな彼に、先生は遅刻した上にうそをついたとして
もう わにの うそは つきません、てぶくろも なくしません。
と300回書くように命じます。

それからも、ありえないできごとがおこり続けて…
どんな結末になるかと思ったら、こうきましたか!

ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシーという長い名前
本文の中に実に16回も出てきます。
(読み終わるころにはスラスラ言えることでしょう!)
わたしは、先生が呼びかける時には、わざともったいぶった様に、
ねちっこく読むことにしています。
この先生はあえてフルネームで言っているように思えるから。
(親しみを込めてジョンと呼ぶこともできるのに…。)

海外の絵本作家たち (別冊太陽) によると、
この名前、作者ジョン・バーニンガムは、
「被告が裁判所でその人のフルネームを全部読まれるのを聞いて採用した」
のだそうです。 見返しの手書き文字 ↓
I must not tell lies about crocodiles and I must not lose my gloves.
(もう わにの うそは つきません、てぶくろも なくしません。)
は、ジョン・バーニンガムさんの娘さんが書いたもの、とか。

わたしは、子どもの世界を認めようとせず、
教育の名の下に価値観を押し付けようとする、大人への痛烈な批判
この絵本から感じました。

さて、
絵本ナビの紹介ページ【田中パパ/パパ’s絵本プロジェクト】を読んでいて、
わたしは目がテンになってしまいました。

「遅刻を肯定する内容が絡む為か、幾つかの図書館では一般の開架をしていない。」

いまどきそんなこと、あっていいのでしょうか?
たしかに、大人には風刺が効いていて耳が痛いかもしれませんが、
だからこそ、子どもの本のたなに置くべき本だと思うのですが。

68 ちょっと寄り道68

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| 絵本/小学生 ~ | 17:51 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

私も目がテンになりました…そんな考え方、おかしいですね。
そういう考えの方にこそ、この絵本をよく読んで!って言いたくなります。
我が家でもたびたび読む、みんなが好きな絵本です。

| るる | 2008/02/01 00:14 | URL | ≫ EDIT

るるさんへ

ほんと、目がテンでしょ…。
この絵本、たしかに、すっきりするようなしないような、
波紋が心に残ります。
だからいいのだけれど、学校の読み聞かせに
持っていくのはちょっと考える、かな。
でも、この絵本の世界を受け止めて下さる先生であってほしいです。
図書館には、絶対開架で、とお願いしたいです。

| なずな | 2008/02/01 17:49 | URL |















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