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189* あくたれラルフ

hana.gif表紙画像がなくて残念なのですが、「いかにもアメリカ」的
な、POP な絵本。息子たちが好きなのは、この絵本から、
「どんなあなただとしても、あなたが好き」
というメッセージをもらえるから、かも。【絵本 *4・5歳~】

ジャック・ガントス 作、二コール・ルーベル 絵
石井桃子 訳/福音館書店 (
1982.03)



ラルフは、セイラという女の子の家のねこです。
このラルフ、まず表紙絵では、
セイラの人形の首をとって笑っています。
それからページをめくる度にあらわれる、数々のあくたれっぷり。

セイラのパーティーでは、クッキーを、どれも ひと口ずつ かじって味見したり。
おとうさんが大事にしているパイプでしゃぼんだまをふいたり。
自転車で突進してきて、テーブルの上のケーキに顔をつっこんだり。

…そんなラルフの様子に、息子たちは「胸がすく思い」を通り越して、
こんなにしてて、大丈夫?と心配するほどです。
そして、その心配が的中して…。

ネタバレになってしまいますが、この絵本その後の展開がイイので
ちょっと書かせてくださいね。

ラルフは、あまりのあくたれっぷりに、サーカスに置き去りにされ、
それからとてもつらい日々を過ごします。
でも、セイラ一家はラルフを見捨てていませんでした。
再びセイラ一家で暮らすことになったのです。

もう2どと あくたれは しまいと、ラルフはおもいました。
こんなことばで、この物語の幕は下りる、 かと一瞬思わせておいて、
ラルフがあくたれているシーンで、この絵本は終わるのです。

ライン

それからも、おかあさんが えびの ごちそうを

つくったときだけは、どうしても がまんができずに

あくたれてしまうのでしたが。

ライン2

あのラルフのことだもの、そう簡単には「いい子」にはなれないよね。
…なんて、思いながら読んでいたのですが、
どうも、それだけではない気がしてきたんです。

以前ほどひどくはないにしても、あくたれてしまうラルフ。
でも、セイラやおとうさん、おかあさんに
それを含めて、しっかり受け止めてもらえている…。
それって、しあわせなこと、だと思いませんか?

最後の一ページで、「しあわせなラルフ」の姿を、
作者はどうしても描きたかったんじゃないかな…そんなふうに、思いました。

あ、こんな風に書くと、「感動モノ」かと、構えちゃうかしら?
いえいえ、あくまでも、ライトな感じです。

それから、この絵本をもとに、映像作品も作られたようですが、
「いたずらねこ ラルフ」というタイトルだそうです。
原書のタイトル「ROTTEN RALPH」の「ROTTEN 」は、
「いたずら」ということばほど、生ぬるいことばじゃないそう。
これを「あくたれ」と訳した石井桃子さん、やっぱりさすが、です。

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| 絵本/4・5歳 ~ | 07:12 | comments:6 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

持ってます!!ラルフ大好きです!!何度も読みましたよ~。
ラルフ、愛すべきあくたれぶり!ですよね。
「しょうがないなぁ」って、親が我が子を受け入れるのと同じ感情です(^^; 確かに!受け入れてもらえるのわかってるから、安心して?あくたれられるんですよね。

「あくたれ」って言葉は石井桃子さんのチョイスだったんですね(^^
素敵です。単なるいたずらものじゃなくって「愛」がこもってます。

| るるる☆ | 2009/03/09 21:07 | URL |

るるる☆さんへ

この絵本、童話館出版からも再販されたようですが、
福音館書店から出ていた時に買い求めました。
正直なところ、子どもたちが好きになったおかげで、
私もこの絵本の良さがわかりました。
ROTTEN、ちょっとぎょっとするような俗語だそうです。
それを「あくたれ」と訳した石井桃子さん。
ほんと、「愛」がこもった訳だと思います。
ちなみに、今日3月10日は、石井桃子さんのお誕生日です!

| なずな | 2009/03/10 07:14 | URL |

懐かしいです

懐かしい本を思い出させてもらえました。
確かに家の息子も、ラルフのあくたれぶりに「大丈夫なのかな?」という顔をしていましたっけ。
気が小さかったので、受け入れるのに戸惑ったようです。
私もそんな息子を見て、考えさせられるものがありました。
娘の方がすんなりと受け入れていましたっけ。

| ナン | 2009/03/10 22:05 | URL |

ナンさんへ

この絵本「今日も読んで~」と続けて持ってくる本ではなく、
思いだしたようににリクエストしてきます。
なので、私もじわりじわり、とその魅力がわかった感じがします。
ナンさんにとっても、懐かしい本、なのですね。

| なずな | 2009/03/11 07:11 | URL |

幼稚園でよく先生が読んでくれる一冊みたいですよ。
我が家では、先生口調で娘が読んでくれています。
「あくたれ」っていう言葉普段使わないですもんね。「あいつ、あくたれだな~」なんて(笑)
でもなんだか愛情のある言葉ですよね。ほんと、石井桃子さんのセンスに脱帽ですね。

| まつりか | 2009/03/12 00:35 | URL |

まつりかさんへ

ラルフはやっぱり、「いたずらねこ」などというハンパなものじゃなく
「あくたれ」ですよね~。
石井桃子さんの訳のすばらしさに、あらためて感じ入ってしまいます。
先生口調で読むという娘さんの様子、ほほえましいです、うふふ。

| なずな | 2009/03/12 08:15 | URL |















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「あくたれラルフ」

「あくたれラルフ」 (↑クリックすると画像が見られます) ラルフはセーラのうちのねこです。 でもラルフはあくたれ。 …とんでもない...

| rururu☆cafe | 2009/06/11 16:02 |

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