世界一弱虫なラチのところにあかい「らいおん」が 突然やってきた!ラチは「らいおん」と過ごす中で、
体も心も強くなっていきます。そして、突然の別れ。
誰の心の中にもきっと「らいおん」は居る、と私は
思うのです。 【絵本 *4・5歳〜】
マレーク・ベロニカ 文・絵、とくなが やすもと 訳
/ 福音館書店 (1965/07)
らいおんが一緒なら、犬もこわくない!
らいおんが一緒なら、真っ暗な部屋も平気!
… …
こんな風に、らいおんをこころの支えに、苦手なものを克服していったラチ。
ライオンとの体操のページも、ユーモラスです。
そんなラチが、ある日ライオンとすもうをとって、とうとうらいおんに勝ちます!
(このシーンにまず、ジーンときてしまうわたし。)
らいおんがポケットに入っていてくれるから、いじわるっこにも負けないラチ。
いじわるっこをやっつけて、
らいおんがいるつもりでポケットに手をつっこんだら
そこにはらいおんではなく、
あかいりんごが入っているだけ。。。
らいおんは、ラチの成長を確信し、ラチの前からそっと姿を消していたのです。
らいおんの置手紙を涙を流しながら読むラチ。
このページでもまたまたジーン。(…さりげなく読むようにしていますが。)
心の支えの「らいおん」。でも、いつまでも一緒にいられるわけではないのです。
いつもそばにいることはできない代わりに、
心の「ポケット」にいつも居て
励まし、勇気のみなもとになってくれるよ…。
そんな、作者からのメッセージに思えて、心を打たれるんです。
ラチとらいおん / マレーク・ベロニカ、とくなが やすもと 他
足を伸ばして…
ライオンとすもうをとるシーンから、私が連想するのは、
岳物語 (集英社文庫) / 椎名 誠
息子「岳」くんとのプロレスごっこに日々、最初は手加減していたのが
だんだん岳が強くなり、ついには父をたおしてしまいます…。
おもしろく、時にホロッとくる「私小説」です。
まだ、独身時代に読んでいたこの本、子育て中の今、また読みたくなりました。
ちょっと寄り道〜
サンタクロースとぎんのくまの紹介ページにもぜひお立ち寄り下さい。
『ラチとらいおん』の日本での出版は1965年です。
ということで、私の頭の中で、マレーク・ベロニカさんを勝手に
「むかしむかしのヒト」にしていましたが、
ホームページによると、マレーク・ベロニカさんは、1937年生まれ。
『ラチとらいおん』は1961年にハンガリーで出版されているようなので
実に24歳の時に、この本を世に出したようなのです。
びっくりしました〜。
ということで、今回寄り道ではマレーク・ベロニカさんのホームページをご紹介!
げんきならいおんくんがお出迎えします。
Marék Veronika
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